
旧正月の8日目、ファンの注目を集める重大ニュース——パナソニックホールディングスが子会社「パナソニック株式会社」の「解散」を発表。
「解散」という言葉を見て「倒産・閉鎖」と誤解する方が多いですが、これは一部メディアの報道が正確さに欠けたためです。日本語版ニュースを精読した結論は「解散」ではなく「再編」です。これはパナソニック内部の戦略的調整であり、心配無用です!実際、2月4日にパナソニックホールディングスは決算説明会でグループ経営改革方針を発表し、生活家電事業の枠を超え、グループ全体でのシナジー創出を図る方針です。
直後にパナソニック(中国)は「要するに、家電・住宅設備・店舗/オフィス向け商品サービスを担う単体会社『パナソニック株式会社』を解散ではなく再編する」と説明。具体的には2025年度、子会社を事業会社制に再編:技術と販売のシナジー追求の観点から「空調換気事業会社」と「コールドチェーン事業会社」を新設。また家電市場に注力するため、グループ内で分散していた白物/黒物家電事業を統合し事業会社を形成、業務集中を実現します。
しかし読者の皆様が最も気になるのは、LUMIXカメラ事業への影響でしょう。実はLUMIXカメラは誕生時からパナソニック株式会社傘下のデジタルカメラブランドで、同社はグループ中核企業として長年家電事業を担ってきました。2022年4月にパナソニックは「パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社」(以下PEAC)を新設し、テレビ・電話・音響機器等の事業を順次移管。2023年末には民生/業務用映像機器事業をPEACに統合することを発表(当時も報道済み:【特集】大改革!パナソニック、映像事業強化のため民生/業務用製品を統合へ)。

報道によれば統合は2024年4月に完了し、2025年までに映像事業の中核ブランドであるLUMIXはPEACへ移管済みのはず。PEAC公式サイトの「担当製品事業」欄には明確に「LUMIXデジタルカメラ」と記載されています。
したがって明らかなように、 LUMIXカメラの 映像事業部門は既にPEACへ段階的に統合済みであり、今回の「パナソニック再編」の直接的な影響を受けません。今後のカメラ製品リリースペースが大きく乱れる心配は不要です。筆者は「各事業統合後、各分野に新たな活力が生まれ、LUMIXカメラも開発資金・リソースを増強し、製品革新と技術升級を加速できる可能性があり、むしろ好影響と予想されます」。